27.支払い方法による節税

節税方法

 今回の節税は税金を支払う方法を工夫することによる方法です。そのため、そもそも納税額が少ない人にとっては微々たる額になってしまいますが、1棟物件を沢山持っている地主や所得が多いエリートサラリーマンの方はお小遣いアップくらいの効果はあると思います。
 ここでは固都税、ふるさと納税の支払い方法で得する方法を紹介します。(メインはふるさと納税)

不動産取得税・固定資産税の支払い方

 人によって大きく異なりますが、不動産取得税と固定資産税は数十万から数百万支払うことになると思います。単純に現金で払うのではなく、クレジットカードやNANACO、〇〇Payをうまく使うこと1~2%ポイント還元を受けることが出来ます。

 具体的な方法は大きく3通りあります。
 ①クレジットカードで支払う
 ②PayPay(LinePay)、auPayなどの〇〇Payで使う
 ③Nanacoで支払う

 まず王道の①ですが、ほぼ全ての自治体がクレジットカードに対応している現状からすると支払い方法としては問題ないでしょう。しかし、税金を直接クレジットカードで支払うと手数料を取られるのであまり美味しくありません。とはいえ、支払い金額が少額であればnanacoチャージする手間よりも効率的ですし、還元率が1.5%のカードであれば、自治体手数料(おおよそ0.8%~1.5%)との差が還元されると考えると、金額によって(特に10万円を超える高額)は悪くない選択肢だと思っています。
 しかし、この支払い方法の欠点は領収書が手元に残らないということです。コンビニや銀行窓口で支払う訳ではないので、領収書が必要な場合は方法③がオススメです。

 ②は政令指定都市等の大都市では対応していますが、地方都市や近郊のベッドタウンの市では対応していない市町村も沢山あり、対応していない地域の大家さんには選択肢になりません。
 また一番大切な還元率ですが、2022年4月1日から請求書払いがポイント付与対象外となり、還元率が0%となるようです。もうこの時点でPaypayなんて使う意味ないですよね?
 昨年クレカ作って1.5%ウマーって思っていた人はどうなんでしょ?私もすぐ1年で0%になるとは思っていませんでしたが、過去にYahooJapanカードで同じ事をしたSoftBankが、高還元を継続するとは思えなかったので、カードを作らず正解でした。
 auPayはゴールドカードで2.5%還元のルートがあるそうなのですが、そもそも対応自治体がほとんどなく実質使えないということで、この〇〇Pay系列は税金の支払い手段としては、安定しないためお勧めしません。

 ③Nanacoはセブンイレブンで現金同様にどんな支払いでも可能なため、税金も支払うことが出来ます。セブンイレブンは店舗数でコンビニ国内No1であり、相当な田舎でも無い限り問題はないでしょう。一番のネックはiPhoneもしくはapple watchユーザー以外は、ナナコチャージ可能なクレジットカードが実質セブンプラスカードに限定されており、還元率が0.5%だということです。さらにチャージについても1日1回3万円までと、面倒な縛りがある上、セブンプラスカード1枚での月額チャージ上限は30万円という縛りもあるため、1棟物件取得時の不動産取得税を支払いするには物足りない仕様となっています。(固都税の場合、4回に分割払できるのでそこまで物足りなさは感じませんがw)

 逆にアップル系にツテがある方なら、①なんてそっちのけでnanaco一択です。何せapplePayはほとんどのクレジットカードに対応しており、大抵のクレカで還元率に制限を受けていないので、ポイント取りが美味しいです。セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードならQUICPay利用で3%になるので、激ウマでしょう。ただし、アップル系の商品はとてもお高いので、アンドロイド系の私には初期投資が高すぎて、正直踏みとどまっています。(汗
 あとiPhoneに馴染みがなく、正直使いにくいそうで・・・


以下はアップル系にツテがない方向けとなります。
 還元率と手間の面では①の手段に軍配が上がる可能性が高いですが、「領収書が手元に残る」点が③の最もいい点だと思います。というのも日本政策金融公庫をはじめ、一部の金融機関では固都税の納税通知書と領収書をセットで提出するよう求められます。そのとき上記①や②だと領収書がないため、納税証明書を提出しなければならない可能性が高いと思います。(オンライン明細上では、分割払いか一括払いか、更にはどの物件への支払い分かが不明なため)

 
 ①③どちらがいいかの最終結論としては、アップル系にツテがある方は断然③nanacoです。
そうでない方は自分が愛用しているクレジットカードの還元率次第になって来ると思います。私は20年近く前からnanacoを使っていて、一時期還元率1.5%を数年に渡り享受した経験から③を継続していますが、手間と時間を考えると①がいいかなと思っています。とはいえ、今では1.5%還元のクレカも少ないですし、実態として、①③両方ともほとんど美味しくないと思っています。アップル最強ですね(ぉぃ

ふるさと納税の支払い方

 今回の記事の目玉です。ここはやり方次第で軽く10%以上削減でき、今でも結構美味しいです。

 方法は一択で、「amazonPayが使えるサイトで納税する」。これだけです。
実は2020年くらいからamazonPayの画面でアマゾンギフト券の残高が使用可能となっており、アマゾンギフト券をどこぞのサイトで安くで調達することで、税金を安くできる方法が確立されました。

 ここにリンクを張るのは憚られるため張りませんが、アマゾンギフト券を安く販売しているサイトがあり、そこでは時期によりますが10%ディスカウントして売っています。私は楽天はほぼ使わない、ヨドバシに浮気する熱帯雨林信者なので、昔からこの手のサイトでアマゾンギフト券を調達しているのですが、このふるさと納税の件に気づいたときは約80%が相場だったので、本当に美味しかったです。

 ところがこの抜け道を知る人も増えたようで、2021年くらいから90%を割ることがほとんどなくなりました。それでもふるさと納税の納税額が、たったの数クリックで10%も減るなら本当に楽ですし、何よりamazonでの買い物にも利用できるので本当に重宝しています。


 今回も前回に引き続いて、あまり表に出しにくい記事だったのであえて、Twitterにはリンクを張って紹介していません。ここには私個人の忘備録として書いています。時間が経つと色々変わりそうですが、〇〇Payのような税金を高還元する仕組みは、すぐになくなるでしょうから、applepayも時間の問題かと思いますが、どうでしょう?

 逆にアマゾンギフト券は大丈夫だと踏んでいます。これはクレカ枠を現金化したい人々が一定数いるからです。ある意味オンライン金券屋ですから、これは何らかの形で残り、無くならないと思います。金券屋の仕組み(個人的には有難いけど、ある意味なくなって欲しい)とかについても書いてみたいですが、不動産投資とは全く関係ないような・・・

 今回もお楽しみ頂けたでしょうか。次回はもっと表に出せそうな話を書きたいと思っています。ではー。/シ

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